相続税の増税により課税対象者が急増

2017年04月06日

相続税の増税により、課税対象者が急増‼

 

  平成27年分の相続税の申告状況について国税庁から発表されました。

 

特徴としては、相続税が課税される人の割合が2倍近くになったことです。改正前には、被相続人全体の4.4%に過ぎなかったのが、増税後には8%までに増加しました。当初課税当局は6%から7%程度と述べていたので想定よりも上回っているといえます。

相続人の数は、改正前13万人強であったのが、一気に23万人強10万人以上増えました。尤もその割には、税額は増えず、被相続人一人当たりの税額は改正前2473万円から、1758万円と3割弱落ちる結果となりました。

相続財産では、不動産(土地)の構成比率が40%を割り込み、デフレ経済の世の中を反映するように現金預金の構成比が30%超となり上がっています。

国税庁ホームページhttps://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2016/sozoku_shinkoku/index.htm